インフォメーション
iPhone7のホームボタンは修理できますか?「はい」できます。
先日、男性のお客様から「iPhone7のホームボタンの修理はできますか?」とお電話で問い合わせがありました。
iPhone7から変更になった感圧式ホームボタンの問い合わせはよくあります。
まず先にご質問に答えるとしたら「修理できる」です。あくまで条件付きですが交換できます。
それでは感圧式ホームボタンの故障原因と壊れた時の対処法についてシェアしていきたいと思います。
(iPhone7 iPhone7Plus iPhone8 iPhone8Plusは感圧式のホームボタンです。)
お問い合わせの内容は、普通につかっていて突然ホームボタンが使えなくなり、再起動後に液晶画面上に電子式ホームボタンが現れたということでした。
iPhone7からのホームボタンはロジックボード(基盤)とペアリング(1対1)されているためホームボタンが何らかの故障が発生したり、ペアリングされていないホームボタンを検出すると液晶画面に電子式ホームボタンを表示します。
または、修理店でディスプレイ交換をしたあとにホームボタンが使えなくなる場合もあります。
これは修理店の作業ミスではなく、修理前からホームボタンケーブルにクラック(ひび割れ)があるために分解したときにそのひび割れていた部分が完全に切れてしまうことでホームボタンが使えなくなるという現象です。
じゃあなぜホームボタンを押しているだけでケーブルにひび割れが入ってしまうのか?
photo:ホームボタンの裏側、矢印の位置が切れ、擦れの場所です。
原因は2つあります。
この感圧式ホームボタンはそもそも押し込めない形状になっています。
ボタンは押すものと脳に認知されてしまうため無意識に押せないボタンを押しているということです。
2つ目にはホームボタンを止めている本体内側のカバーにあります。
ホームボタンのカバーにはひび割れが発生する場所に段差がありそこで擦れてひび割れが入ってしまいます。
動かないホームボタンを押しているのになぜこすれるのか?
ホームボタンには細いゴムのクッションがあります。
残念ですがこれは表面からはみえませんし、本来の役割は防水用です。
このクッションのおかげで少しだけ沈みあたかも押せているような感覚になります。
「ホームボタンがわずかに沈む」を繰り返すことでケーブルが擦れて断線すると考えられます。
「えっ」と思う方はiPhone7の電源を切ってからホームボタンを押してみてください。
どうですか?押せていないでしょう。
ボタンだから押す感覚になるのは当たり前です。ですがグイグイ押すのはやめましょうね。
冒頭にもいったように、ロジックボードとホームボタンはペアリングされているため本来は交換はできません。
現状少しでも快適にiPhone7を使うには、、、
1.ホームボタンが故障した場合、液晶に表示される電子ボタンで感圧式ホームボタンの代替えとして使っていく方法。
2.Touch IDは使えなくてもホームボタンを交換して快適に使用する方法があります。
2の方法はiPhone6sのような実際に押せるボタンに替えてしまうということです。
このボタンに替えた場合、ホームボタンは押せるボタンになります。もちろん、従来通り「ブブッ」というバイブレーションも反応します。
ホームボタンのバイブレーション反応レベルも3段階で1がおすすめです。(iPhoneの設定で変更)
デメリットとしてTouch IDは残念ながら機能しないこと、電源OFFからの起動に若干時間がかかることです。
通常の(スリープモード:画面だけがOFF)使用では影響はありません。
iPhone7 iPhone7Plus iPhone8 iPhone8Plusでホームボタンが使えなくなったという方はホームボタンを交換するという選択もありだと思います。
今回はお客様からのお問い合わせをシェアさせていただきました。